2026年8月7日、シモダファームの「木の家」にて「SHIMODA FARM PARK構想発表会」を開催いたしました。地域の町内会、旅行会社・観光協会、報道関係の皆さまにお集まりいただき、排熱を活用したバナナ栽培「越後バナーナ」を核とした観光農園の構想をご紹介いたしました。
「もったいない」から始まった、77年の循環
発表会は、シモダ産業の歩みを振り返るところから始まりました。1949年の創業時の仕事は、捨てられていた紙やすりを集め、必要とする工場へ届けることでした。その後も、鋳物砂の製造と再生、産業廃棄物の焼却と排熱の利用と、かたちを変えながら「循環」を事業の軸に据えてまいりました。
2019年に生まれたシモダファームも、その延長線上にあります。焼却施設から出る熱で温めた水をハウスへ送ることで、冬でも室温を保っています。使った水は再び施設へ戻し、繰り返し利用しています。雪国の新潟で南国のバナナを育てるという挑戦は、「工場の排熱がもったいない」という考え方から始まりました。
栽培担当が語る、これまでのヒストリー
第2部では、栽培を担当する農業課の羽鳥より、農園のこれまでをお話しいたしました。真冬に雪が降る日もメンバーで手をかけて育てていること、地元の小中学校の総合学習を受け入れ、年間約500名の児童生徒が農園を訪れていること、規格外の実を地域の飲食店や製菓店に使っていただき、新しい商品が生まれていること。写真を交えながら、現場の景色をそのままお伝えしました。
これからのビジョン、「地域どうしの循環」へ
第3部では、代表の霜田より、これからの構想をご説明いたしました。
これまでシモダファームが育ててきたのは、熱の循環、学びの循環、資源の循環、食の循環という、地域の中で完結する循環でした。SHIMODA FARM PARKで目指すのは、そこに来訪者が加わる「地域どうしの循環」です。
農園を訪れた方に、地域の食材を使った商品を味わい、循環の仕組みを学び、柏崎や県内を巡っていただきたいと考えております。そうして生まれる人の流れを地域の事業者や自治体、旅行会社の皆さまとつなぎ、地域全体の活力を生み出してまいります。
続く特別紹介では、施設の設計を担当する設計士より、農園・食・物販・観光によって地域どうしをつなぐ場所としての構想をお話しいただきました。
ファーム見学と、5種のアイスクリーム
ご説明の後は、ハウスへご移動いただき、越後バナーナが育つ様子を間近でご覧いただきました。
木の家にお戻りいただいた後には、越後バナーナと地域の食材を使った5種類のアイスクリームをご試食いただきました。召し上がりながら交わされたご感想やご意見は、これから施設をつくっていくうえでの大切な手がかりとなります。お帰りの際には、越後バナーナとオリジナルキーホルダーをお持ち帰りいただきました。


