越後バナーナ5th Anniversary「Bana-na Sweets Table」
シモダファームは 「越後バナーナ」栽培事業5周年を記念して、「越後バナーナ5th Anniversary Bana-na Sweets Table」を11月19日に開催いたしました。
感謝と共に、今後のファームの展望をお伝えする場として、お世話になった皆さま方をご招待させて頂きました。
これまで「環境の循環」はもちろん「地域との循環」を生み出すべく、ある日はハウスごと吹雪に飛ばされそうになりながら、コツコツ活動をしてきました。
そして、これから5年後に目指す姿は、柏崎が持続可能な地域であり続けるために「地域からの循環の発信」を形にすることです。
当日は、新潟、東京から4名の素晴らしいパティシエ・バーテンダーの方々にご協力いただけるという奇跡!
4名とも、シモダファームのサスティナブルな取り組みに共感され、越後バナーナの美味しさをより多くの方に広めていきたいと考えてくださり協力を決められたと聞き、心から感動しました。
越後バナーナを使用した、この日だけの特別なスイーツを開発してくださり、ご参加の皆さまに召し上がって頂きました。
私たちの理念を汲んでいただいて、地域野菜が使われていたり、「排熱利用」を温かなプレートで表現されていたり。
そして、普段は捨てられる葉や花(しかもバナナハートに格納されている花!)や、完熟バナーナ一択と思いきや青いバナーナも使ったり。まさに「丸ごと越後バナーナ」の発想!
美味しさと感動と有り難さと。私たちにとっても夢のような一日でした。
越後バナーナ栽培において苦労は絶えませんが、シモダファームを支えて下さった方々や、パティシエ・バーテンダーの方々やその作品に囲まれ、越後バナーナの広い可能性を実感できた時間でした。
皆さま本当にありがとうございます。
これからも次への展開へ向けて、ぜひ一緒によろしくお願い申し上げます。
----------------------------------------------------------
■当日の素晴らしいパティシエの方々とメニュー■
・プロ・ローグ BARFARO 武田海
・Lien banana 佐川優
・温かいバナナのクレープシュゼット CHOCOLATERIE NOIROUGE 平山拓徳
・青いバナナと熟バナナのアイスクリーム KIKI NATURAL ICECREAM 鈴木鉄平
・ルフナのホットティー TEA ENSEMBLE 川端亜紀
----------------------------------------------------------
ご参加頂いた食のプロが今回のイベントのために製作してくださったメニューと、貴重なメッセージをご紹介いたします。
【BAR FARO 武田 海 氏】
新潟県出身。新潟市の老舗バー「Jigger bar ACHT(ジガーバーアガト)」で長年チーフバーテンダーを務められたのち、2014年に「Bar FARO」を開業。数々のコンペティションでの受賞歴を誇る確かなスキ ルをもとに、厳選した素材を使用したオリジナリティーあふれるカクテル作りを得意とする。
【今回のメニュー : プロ・ローグ】
越後バナーナと抹茶を合わせたカクテル(モクテル)。生命力溢れるグリー ンのバナナの果実と、薔薇色に近いバナナの花からなる色彩のコントラスト を表現。 5周年のお祝いということで金箔を添え、ドライにした皮も飾り添えた一品。
【武田 海 氏からのメッセージ】
以前より、お店では越後バナーナを使ったカクテルをご提供しています。
お客様は国内の方はもちろんのこと、最近では海外の方も多くご来店いただいておりますので、そういった方々に、新潟の新しい特産であり、雪国新潟で作る南国のスイーツ・バナナのメニューは大変喜ばれています。
今回のカクテルには、越後バナーナの皮も使用いたしました。シモダファームのサスティナブルな特徴も味わって欲しいと思い作りました。
【佐川 優 氏】
大阪や東京のさまざまなパティスリーで修行を積んだのち、東京の三つ星レストラン『レフェルヴェソンス』で、食材の大切さや食文化、自然の重要性を学ぶ。単なる「美味しい」だけでなく、プラス「何か」を伝える意味のあるお菓子を作りをしている。 今回はシモダファームの「環境の循環」や「社会の循環」 の取り組みに共感し参画。
【今回のメニュー : Lien banane (リアンバナーヌ)】
「柏崎食材を越後バナーナが繋ぐ、スープの生菓子」
柏崎のカリフラワーとバニラのスープに、ブランマンジェやバナナジャムなどを盛り付けた一品。
"食べられるバナナの皮"や葉、花など、本来捨てられてしまう、あるいは食べたことのない素材も使い仕上げている。
【佐川 優 氏からのメッセージ】
環境への配慮・フードロス・無農薬など、意味のある何かを伝える食材を使い、スイーツを通して伝えるということに自分自身も力を入れているので、シモダ産業の事業には共感があり、ぜひ、一緒に5周年を盛り上げたいという思いで参加をいたしました。
今回のスイーツには、バナナの葉っぱや皮、日本ではほとんど使われることが無い花を使ったりしています。また、柏崎特産のカリフラワー・柏崎で採れた黒いちじくを使っています。
シモダファームの思いを表現したいと思い、捨てられるものを素材として取り入れ、無駄のないように、また、無農薬だからこそできる一皿に仕上げました。